様々なエンタメ企画を実施しているバンダイナムコエンターテインメント(※以下、BNE)が、新たなプロジェクトを始めた。地域や自治体を巻き込んだこの企画は、地域おこしの起爆剤にもなりそうだ。詳細を同社の坂本 純一さんに聞いた。
※下記はジチタイワークスジチタイワークスVol.7(2019年9月発刊)から抜粋し、記事は取材時のものです。
[提供] 株式会社バンダイナムコエンターテインメント
地域活性化に新しい風を吹き込む
地域活性化は全ての自治体に与えられたテーマのひとつだ。これを実現するために、毎年数多くの企画が生まれているが、同時に多くが消えていく。そんな状況に、エンターテインメント業界大手のBNEが一石を投じようとしている。
BNEは「アソビきれない毎日を。」という企業理念を掲げ、様々な分野でエンターテインメント商品やサービスを提供する企業だ。地域活性化にも力を入れており、 これまでも三重県・木曽岬のファミリーマラソンや千葉県・松戸の周遊イベントなど、各地域をアソビで応援してきた。今回の企画もその延長線上にあるものだが、従来のものとは発想が大きく異なるという。
地元の愛着を深める“アソビ”を作るために
BNEの新企画「地元アソビつくり隊」の発想は、ひとことで言うと「企業視点の発想から地域視点の発想への転換」だ。坂本さんは今回の企画発足のきっかけを次のように語る。
「様々な取組みを通し、楽しい時間・空間をみんなで体験することは思い出となり、地元への愛着が深まる要因の一つになると考えたのが出発点です。また、従来の企画は当社や自治体が知恵を絞ったイベント中心でしたが、地元アソビつくり隊は真の地域密着のために地域の子どもたちからアイデアを募集します」。
寄せられたアイデアを選考し、アソビとしてブラッシュアップ。発案した子どもたちが住む地域の要素を絡め、地元住民と一緒に作り上げる。内容は地元を楽しくするアソビであれば何でもOK。「子ども発信」としたのも、楽しみながら地元を考えることで地元への愛着を深めつつ、柔軟で自由な発想を集めたいという「アソビ」思考から来るものだ。
自治体のコスト負担は少なく、アイデア応募の声かけと場所の提供のみで実現できるというこの企画について、「アイデアを具現化した後は、それが地域に定着し、末永く愛されるものにしていきたい」と坂本さんは語る。この新しい挑戦が、どこかの地域に全国区のエンターテインメントを生みだしてくれるかもしれない。
「あなたの地域のアイデアが実現するかもしれません!」と語る、(株)バンダイナムコエンターテインメント・BNJ PROJECTチームの坂本 純一さん
子どもたちと創る地元アソビづくり
「その土地ならではの楽しみ」を創り出すために、地域の子どもたちが発信する自由なアイデアを探しています。応援自治体として、子どもたちへの応募の声掛けにぜひご協力ください。
企画概要
対象
全国の小学生
応募〆切
第1回締切:10月31日(木)
結果発表:11月予定
第2回締切:11月30日(土)
結果発表:12月予定
※選考結果については、公式Webページにて公開予定。
活動予定
各締切の結果発表後、順次活動開始
応募方法
公式Webページより応募用紙をダウンロードし、必要事項を記入の上、郵送
企画におけるそれぞれの役割(一例)
■「地元アソビつくり隊」を通して生まれるもの
地域を考えることを通じた子どもたちの地元愛の醸成
地域コミュニティの活性化
地域の特有のアソビ文化として継続活用
詳細及び告知チラシは公式Webページに掲載中!
小学校や各施設に掲示するポスターなどもお渡ししております。ぜひお問い合わせください。