自治体の経費を中心とした予算を鋭い目と幅広い知見で見極め、適正価格を引き出すスペシャリスト集団がいる。エキスパート・リンク株式会社だ。同社はどのような想いで事業を推し進めているのか。社長の藤田隆久さんにインタビューした。
※下記はジチタイワークスVol.5(2019年4月発刊)から抜粋し、記事は取材時のものです。
[提供]エキスパート・リンク株式会社
経費を適正化すれば自治体の価値もあがる
税金を正しく使っているか。そう聞かれて自信を持って首を縦にふる職員は、どれほどいるだろうか。「大型案件を発注する際は相見積をとるべきなのに地域業者に必要以上に気を遣い、適正な価格が曖昧になっている」「毎回同じ顔ぶれの業者に依頼している」。こんな自治体は意外と多い。エキスパート・リンクは、そんなマンネリ化した環境に鋭いメスを入れる。
「例えば、個人で高価な買いものをする際は、ネットで調べたりさまざまな店に行ったりして価格を見比べますよね。これと同じで、自治体で使う経費もしっかりと見直すべきなのです」と語るのは、代表取締役社長の藤田隆久さんだ。同社はこれまで大手・株式上場企業からベンチャー企業までの幅広い経営コンサルティングを手がけてきた経験を活かし、各自治体・公的機関における経費適正化支援に力を入れている。
「単なるコスト削減ではなく、無駄に出ていくお金を見直して優先度の高い事業や新事業に充てることで、より良い市民サービスに繋げることができるのです。ずばり、自治体の価値を上げる手助けをすることこそが私たちの目標です」(藤田さん)。
これまでの実績(一部)。全国各地の自治体と関わりがある
完全成功報酬型なので取り入れやすい
復興庁や経済産業省関東経済産業局をはじめ、同社がさまざまな分野で関与した行政団体・自治体は数えきれない。「私たちの強みは、民間企業の知見を持っていることと、数多くの業者の最適価格を把握していることです。また、第三者として我々のフラットな目線が入ることで聖域や癒着が無い改革が可能になり、公平透明かつ知見を持った審判により、間違いなく競争が加速します」(藤田さん)。
とは言え、今までのやり方を突然変えるのは、そう簡単ではない。藤田さんは、その問いに対してまっすぐな瞳で熱く語る。「確かに、そうおっしゃる自治体もあります。しかし、現状維持は退化です。同じことの繰り返しは何も生みません。我々は、結果にコミットできるからこその完全成功報酬型です。必ず現状を打破して新しい風を吹かせることを約束します」。
エキスパート・リンク株式会社 代表取締役社長 藤田隆久さん
国も支援・改革を進めている経費削減・適正化
近年、総務省は「業務改革プロジェクト」を掲げ、各自治体の経費をはじめとしたコスト圧縮を推進している。国も同時に正しい予算を最適化することに乗り出している今、いつまでも同じやり方でいては時代に取り残されてしまうといっても過言ではない。税金はいったい誰のためにあるのか。その業務の向こう側には、誰がいるのか。新たな働き方を求めるならば、コスト削減に目を向けてみるのもひとつの手である。
サービスの流れ
1、初回説明、無料診断
全部署の対応はもちろん、各課の洗い出しも可能。診断は無料で行う。
2、データ分析、結果報告
これまでの実績をもとにデータを比較。現時点での市場価格とのかい離を確認できる。
3、契約締結、案件概要ヒアリング
実際の案件概要を両者で握り合う。ここで合意がとれれば、コンサルティングがスタート。
4、市場調査、実態把握、適正化シナリオ提示、実行
第三者視点で市場を見るため、しがらみなく実行に移せるのがメリット。
5、コスト削減に成功
ここで終わりではなく、担当者への効果的な経費削減手法も移管する。
6、成功報酬支払い
初年度のみ、1年分の削減効果の見込の50%をエキスパート・リンク株式会社へ。
実際にエキスパート・リンクがコンサルをした事例を紹介※写真はイメージ
事例1、自治体A
現状
浄水場で使用する「ヤシガラ活性炭」の入札に関し、これまでずっと同じ地域業者6社が名を連ねていた。しかし、過去の結果を見ると毎年わずかながら調達価格が下げられ、札を取る会社が最初から決められているような状況であることが判明。
対策
近隣の地域でさらに安く調達ができる会社があったため、同自治体の入札資格を取得してもらい、入札に参加。
結果
他地域から参加した業者が予定価格の50%の金額で落札し、大幅なコスト削減に成功。また、競争が再開したことで翌年はさらに安い価格の業者に入ってもらうことになった。
事例2、自治体B
現状
同自治体が管理する公園における太陽光パネルの設置に関して、調達から工事、稼働確認、メンテナンスまでを条件とした業者をエキスパート・リンクが募集することに。
対策
エキスパート・リンクのコンサルタントが事前に同自治体の提案内容を確認し、要件を満たした業者にのみ入札に参加させるという事前審査を実施。40社から3社に絞り、入札を開始した。
結果
同じ商品を扱えるメーカーが、50%削減した価格で落札。外部コンサルが入ったことで匿名性を担保できただけでなく、談合を防ぎ、適切な価格に落ち着かせることに成功した。
初期費用がゼロだから“実証実験感覚”で試せる!
事例の詳細や削減額のシミュレーションについてはお電話か別添アンケートにてお問い合わせください。
さらにエキスパート・リンク株式会社では創業・事業承継支援やベンチャー支援も手掛けています。お気軽にお問い合わせください。