「活用したい」と「提供したい」をつないで空き店舗を活用
「シャッター街」の拡大に悩む自治体が増加している。一方で、「起業したい」と希望しつつ、資金面などで実現できない人も少なくない。その両者をつなごうというのが、間もなくオープンする「ムジャキフーズ」のコミュニティーサイト「店タク」だ。
※下記はジチタイワークスVol.10(2020年6月発行)から抜粋し、記事は取材時のものです。
[提供]株式会社ムジャキフーズ
掲示板サイト感覚の気軽さで“街の空洞化”解消を目指す。
若手人口の都市部流出や消費動向の変化などを背景に、各地で中心市街地の空洞化が深刻化している。その例の一つがシャッター街やシャッター商店街の増加だ。そこで、飲食店向けコンサルティング業務などを手がけるムジャキフーズは、空き店舗を提供したい人と、活用したい人とをつなぐコミュニティーサイト「店タク(テンタク)」を、今秋から本格的に立ち上げる。「お店を託したい」「新しいことに使ってほしい」というオーナーと、「自分で運営できるお店(スペース)が欲しい」という人とが、それぞれ自由登録(無料)し、気軽に連絡を取り合えるサイトだ。
「後継者がいない」「閉店後の借り手がいない」などの事情を持つオーナーの増加が、商店街衰退の要因の一つ。一方、自分のお店を開きたいと考える若者や、定年退職後、自分の技術を活かして働きたいと考えるリタイア層も、今後増えていくだろう。
「店タクは、そのような両者をつなぐサイトです。特に活用する側は、連絡先電話番号だけで登録できるので、気軽に希望のお店を探せます」と、ムジャキフーズの本村さん。「居酒屋だった場合は次も必ず居酒屋で、といった業態の制限は設けません。オーナーが了承すれば業態は自由。また、自治体や商店街単位で登録していただき、“○○町盛り上げチーム大募集!”といった企画展開なども大歓迎です」。
現在、プレオープンサイトを公開中で、本格運用後は、活用する側と提供する側それぞれ約1万件の登録を目指している。
ムジャキフーズ 本村 恵美子さん
空き店舗対策事業に取り組む自治体の皆さんに、対象となる方々へのサイト活用を促していただくことで、地域活性化の一助になればと考えています。
コミュニティーサイト 店タクの利用ポイント
1.約束ごとの交渉は当人同士で行うので気軽に登録・利用
サイト上ではマッチングと簡易契約のみ行い、その後は当人同士の交渉なので、登録・利用が簡単。双方の条件が合えば、簡易契約(WEB同意書もしくは約束ごと書類)までが最短で翌日とスピーディ。
2.「短時間利用」などもOKなので空間を有効活用しやすい
「閉店後の夜のみや、店休日のみ提供したい」といった登録もOK。短時間で利用を希望する“活用側のニーズ”にも応えられる。
3.提供したい側を守る簡易契約と、活用する側の評価制度でトラブルを予防
「お店を傷つけない」などの規約を含む簡易契約を行わないと交渉に進めないほか、規約が守られなかった場合は活用する側の「評価」に記載可能。評価の閲覧が、トラブルの起きにくい取引につながる。
お問い合わせ
株式会社ムジャキフーズ
TEL:03-5793-5263
住所:〒150-6016 東京都渋谷区恵比寿4-20-3恵比寿ガーデンプレイスタワー16F
E-mail:koho@mujaki-foods.com