360°全方位照射で避難所等での安全と視野を確保
被災地における夜間復旧作業や、避難所周辺の夜間誘導に不可欠な仮設照明。自治体においても、そうした緊急対応に一人でも多くの職員が参加できるよう、事前対策が必要となる。そのニーズに応えてくれそうなのが、軽量で組み立ても簡単な「シマダ」の全方位型LED投光器だ。
※下記はジチタイワークスVol.10(2020年6月発行)から抜粋し、記事は取材時のものです。
[提供]株式会社シマダ
従来品の半分以下の重量で設置にも専門知識は不要。
激甚化する近年の自然災害。台風や集中豪雨による河川の氾濫などで、自治体職員が現場や避難所に急行せねばならないケースも少なくはない。緊急時に備え、仮設照明設備を導入する自治体も増えているが、その多くは、夜間の道路工事などで使われているバルーン型のメタルハライドランプだ。1基あたり14~15kgほどの重量があるため、複数基を被災地に搬入・設置するには、ある程度の慣れと人手が必要になる。
「当社の『トライト360』は1基7.2kgと非常に軽く、組み立ても三脚台のパイプに本体を差し込むだけなので、女性でも搬入・設置が可能です」と、シマダの戸島さん。製品の納入先からは、これまでになかった軽さと実用性を備えた製品との評価を得ているという。
光源から10m離れても、作業を行える明るさを確保。
トライト360は、平成25年度、横浜市が実施する「中小企 業新技術・新製品開発促進事業」の「新事業分野開拓事業認定製品」に選定された。
割れにくい素材を用い転倒を防ぐ安定性にも配慮。
「軽さとコンパクトさ、組み立ての簡便さはもちろん、全方位照射や万が一の転倒時に安全性が確保できる点も大きな特徴です」と戸島さんは続ける。一般的なメタルハライドランプは、高温になる発光管を外管で覆うガラスの二重構造なので、強風などで転倒した際、割れて破片が飛散する場合がある。その点、トライト360本体はポリカーボネート製なので、危険性が低いというわけだ。しかも、従来のバルーン型より価格を抑えている。
平成25年度から販売を開始したトライト360だが、主な納入先が土木・建築事業者だったため、これまでは受注生産方式だった。しかし、近年の自然災害頻発により、自治体でも仮設照明へのニーズが高まってきたのに合わせ、令和2年度から即納体制を整えた。
「災害時に限らず、夏祭りなど自治体主催の夜間イベントなどにもご使用いただけます。まずはお気軽にお問い合わせください」。
Interview
株式会社シマダ 事業部長 戸島 省二さん
様々な現場のニーズに応える機能を装備!
1.約1mの伸縮幅で照射範囲を調整可能
スタンドは最高2.8mまで伸ばせるので、照射範囲を調整可能。また、長期保管時もほぼメンテナンスフリー(但し、定期的なテスト点灯を推奨)。
2.発電機が使えない場所ではバッテリーで
通常、ポータブル発電機のAC電源で使用するが、避難所の体育館内など騒音を避けたい場所での使用を想定したバッテリータイプも対応。
CHECK
「シリンダーライト」ならさらに軽量で複数本連結できる
明るさと軽量設計が特徴のシリンダーライトもラインナップ!